わがままになると、他人にやさしくなれる??

「わがまま」は本当に悪いことなのか

「わがまま」「自己中」という言葉は、一般的にはあまり良くない印象を持たれがちです。 特に日本では、周りに合わせることや、他人を優先することが美徳とされる場面が多いように感じます。

でも、私はこう思っています。

わがままになるということは、自分にやさしくするということ。

無理をして、いつも他人を優先し続けていると、知らないうちに自分を犠牲にしてしまいます。 すると心の奥底で、こんな声が溜まっていきます。

  • 「なんで自分ばかり損をしないといけないの?」
  • 「こっちは我慢しているのに…」

この“見えない不満”が積み重なると、心の余裕がどんどん失われていきます。

まずは「自己中」に、自分を一番大切にしてみる

自分を大切にするために、少し“自己中”になってみてください。 自分の気持ちを優先して、頼みを断ったり、依頼を後回しにしたりすることは、決して悪いことではありません。

悪いのは「押し通すこと」であって、 自分の気持ちを主張することそのものは悪ではないのです。

自分を大切にすると、心に余裕や“隙間”が生まれます。 その隙間があるからこそ、他人のことを思いやる力が自然と戻ってくるのです。

「自己中になると冷たい人になるのでは?」という不安について

とはいえ、

  • 自分を大切にして自己中になると、他人を思いやれなくなるのではないか
  • 冷たい人間になってしまうのではないか

と不安になる方も多いと思います。

でも、そうはなりません。

自分を大切にすることは、他人を切り捨てることではなく、 心の余裕を取り戻すための行為です。

心に余裕が戻るからこそ、むしろ以前よりも他人を思いやる力が自然と湧いてきます。 自分を犠牲にして疲れ切った状態よりも、ずっとやさしい自分でいられるのです。

子どもに対しても同じことが言える

子育てでは、どうしても自分を犠牲にしてしまいがちです。 子どものために頑張ることが当たり前になり、気づけば「自分は後回し」が習慣になってしまうこともあります。

でも、子どもが成長し、自分でできることが増えてきたら、 親も少しずつ“自分を優先する”ことを取り戻していいのだと思います。

自分を犠牲にし続けることが愛ではありません。 親が自分を大切にしている姿は、子どもにとっても大切な学びになります。

わがままは悪ではない。自分を守るための大事な選択

わがままになること、自己中になることは悪いことではありません。 それは、自分を守り、自分を大切にするための自然な行動です。

自分を大切にできる人は、他人にもやさしくできます。 だからこそ、まずは自分を一番にしてみてください。

自分を大切にする方法を、もっと深く知りたい方へ

「わがままになろう」「自分を優先しよう」と思っても、 うつの状態では 自分のやりたいことや好きなことがわからなくなる ことがあります。

「何を大切にしたいのか」 「本当はどう生きたいのか」 「自分は何を望んでいるのか」

その“自分の声”が聞こえなくなってしまうのです。

そんなとき、 PCTのカウンセリングは、自分の内側にある本当の気持ちを丁寧に確かめる場になります。

ゆっくり話しながら、 「本来の自分」や「本当に望んでいること」を一緒に見つけていきませんか?