脳内メモリがいっぱいになると、脳はフリーズする

新しい職場、引っ越し、人間関係の変化。

環境が変わると、私たちの脳はたくさんの情報を処理しなければならなくなります。

あるとき、ふと思いました。

「これって、パソコンのメモリがいっぱいになって動かなくなるのと似てるかも」って。


脳内メモリが情報でパンパンに

環境が変わると、脳はフル回転。

新しい人の名前、ルール、空気感、スケジュール、感情の調整……。

それらすべてを、脳内の“メモリ”に一時保存して、“CPU”で処理しようとするんです。

でも、CPUの処理速度には限界があります。

気づかないうちに、処理待ちの情報で脳内メモリはどんどん埋まっていきます。


情報の渋滞が起きると…

脳内メモリがいっぱいになると、メモリとCPUをつなぐ“道路”で情報の渋滞が起きてしまいます。

すると、日常生活の中で当たり前にやっていた「考える」「判断する」「動く」といった基本的なことさえ、うまくできなくなってしまうのです。

  • 何も考えられない
  • 体が重くて動けない
  • 何をしても楽しくない

この状態は、まさに脳がフリーズしたと言えるのではないでしょうか?


再起動には、時間とケアが必要

パソコンがフリーズしたら、どうしますか?

アプリやプログラムを閉じて、いったん電源を落として、休ませて、再起動しますよね。

脳も同じだと思います。

無理に動かそうとせず、まずはしっかりと休ませること。

そして、余計な情報(悩み)をできるだけ脳内に追加しないようにすることが大切です。

そのような状態を整えたうえで、信頼できる人やカウンセラーと一緒に、

「今、何が脳内メモリを圧迫しているのか?」

を少しずつ取り出して、整理していく作業が必要になってくるのだと思います。


脳内メモリやCPUへの負担を軽くするために

  • 情報を減らす(SNSやニュースを控える)
  • 脳内にあるものを言葉にして外に出す(文章にして日記を書くなど)
  • 他人のメモリを借りる(話を聴いてもらい、整理する)

こうしたことが、脳内メモリやCPUへの負担を軽くしてくれます。

うつ状態は、心のエラーじゃありません。

脳ががんばりすぎてフリーズしてしまったサインだと思うのです。

だからこそ、自分を責めないで。

そっと電源を落として、深呼吸して、
また正常に動き出すまで、一緒に脳内の交通整理をしていきましょう。